2011年10月30日

最後のご挨拶

みなさま、改めましてこんにちは。
葉瀬尋(はせひろ)でございます。

私が初めて「詩ならひ」に詩を書いた時のお題は『アンコール』だったと思います。
初めてなのに『アンコール』というのもなんだかおかしな感じですが(笑)

実はそれまで、詩作らしきことをしたこともなければ、人様に自分の書いた詩を読んでいただくということもしたことがなかった私。
頭を抱えながらも精一杯ことばをひねり出したのを、今でも憶えています。

そしてそんな私が、お題に沿って100もの詩を書く「詩ならひ」に参加するのは、自分にとってはかなりの挑戦でした。

けれど、私は一人きりではなく、樋川さん、華涼さん、月姫さんという仲間がいました。
同じお題から、各自がそれぞれの様々な世界を作り上げていく。
その中で、詩を書く楽しさや苦しみを知ったり、自分の内にある新たな一面を見つけたり。

仲間の詩を読んで、自分にはない感性を確認することが楽しかったし、私も負けないように、置いていかれないようにと、必死でお題に取り組んでいました。

「詩ならひ」の歴史のうち、私が参加させていただいたのは、初めのほうとおしまいだけ。
ほんの少しだけでしたが…。
一緒に取り組む仲間がいたからこそ、やり遂げることができたのだと思います。

仲間の一員として活動させてもらった経験は、自分の中で大きな糧となりました。

樋川さん、華涼さん、月姫さん。
そして「詩ならひ」に訪れてくださったみなさま。

つたない私の詩におつきあいいただき、ありがとうございました。

私にとって詩というものは、その時その時の等身大の「自分」を表すものです。
詩を書くことで、自分自身を形にしていき、新たな自分を見つけることができます。

自分をさらけ出すことは、気恥ずかしくもあり怖くもありますが、もしまた新たな詩を書くことがあるとすれば、その時には、ほんの少しでも成長した「葉瀬尋」を感じてもらえるものが書ければいいなと思います。

いままで本当に、ありがとうございました。




posted by 葉瀬尋 at 23:53| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月09日

おしまいのことば

いろんなことがあったね

幸せだったけど
ずっと悲しみと背中合わせで

このままでいいわけないと
知りながら目を瞑る

うしろめたさと気持ちよさは
ほとんど同じものだった

大好きで大好きで
たまらないけど

そろそろ
終わりの時がきたよう

あなたとわたしを繋いでる
糸をほどく時が

はばたこうとしているあなた
邪魔をするわけにいかない

羽を休める場所はひとつでいい
よそ見をせずにまっすぐ飛び立って

高く遠くはばたいて
そして二度と帰らないで

糸をほどいても
結ばれた絆は消えないと信じているから

あなたがいなくても
大丈夫なようにがんばるから

だからさようなら
大好きなひと

わたしの一世一代のつよがり
無駄にしないで

こんな大事なときに
甘やかさないで

ねえ最後に
もう一度抱きしめて

そしたら
ありがとうっていうから

それが合図
それでおしまい

ほんとうにおしまい

じゃあ、お願い
もう一度抱きしめて



いままでありがとう





posted by 葉瀬尋 at 18:47| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月02日

忘れ物

今日もすごく楽しかった

一緒にいる時間がいつまでも続けばいいのに、って思うけど

もうとっぷり日が暮れて
すっかり夜の時間

おうちの前まで車で送ってもらって

ギアを『P』に入れて
サイドブレーキを引き上げる彼

私の方を向いて「着いたよ」と
素っ気ない言葉

そのままバイバイしちゃうのがさみしいから
彼をジッと見つめる

「なに?」
バイバイするのをなんとも思ってなさそうな彼

「…なんでもないもん」
ちょっと悲しくなって車を降りようとすると

腕を掴まれて引き戻される

「忘れ物だよ」
そういって、優しくキスをして

驚く私の顔を見て
いたずらっぽくニヤリと笑う

「私も、忘れ物」

悔しいから今度は私の方から
彼の唇を奪う

「…俺も、まだ忘れ物」

彼が顔を寄せるからまた目を閉じて
こんなんじゃいつまでもバイバイできない、けど嬉しい

ゆっくりキスを交わしたあとに目を開けると

彼がリングの入った小箱を持っていて

「いつも一人で置いて帰るの嫌だから、持って帰っていい?」

忘れ物って私のことだったのね

返事の代わりにもう一度
彼のものになった唇を重ねた

posted by 葉瀬尋 at 22:47| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

録音

何度も何度も同じフレーズを
少しずつニュアンスを変えて
繰り返し歌う

上手くいかなくても
納得がいくまで諦めずに
辛抱強くテイクを重ねる

最高のものを目指して

妥協することなく
一音一音を奏でていく

たくさんのメッセージと
たくさんの愛を

一枚のディスクにこめて

魂を削って作り上げる
至上のハーモニー

どうか
聴いたすべての人びとの

心に届きますように

心に響きますように

posted by 葉瀬尋 at 22:43| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浪費

これ以上一緒にいても
先があるわけじゃない

あの人と私をつなぐ絆が
細くなって千切れるのを
ただじりじりと待っているだけ

その瞬間を少しでも先延ばしするために

私は私を浪費する

お金も体も使えるものはすべて使って
あの人を繋ぎ止めるために
自分をすり減らしていく

てんで正気の沙汰じゃない
けれど邪な愛情なんて
そもそも狂気でしかない

わかっちゃいるけどやめられない

バカな私の気持ち
少しはわかってくれるなら

このまま側にいて

私がもういいと言うまで
posted by 葉瀬尋 at 22:42| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月26日

劣化

いつまでも新鮮な気持ちでいられない

一緒にいる時間が長くなれば

それが当たり前になる

相手がいることへの喜びも鈍り

感謝が劣化する

思い出して

出会った頃の気持ち

ただお互いがいればよかった

あの頃の日々

すべてが新鮮で輝いてた日々

取り戻そう
posted by 葉瀬尋 at 00:00| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月25日

リンク

同じもの見ていたい

あなたとわたし

身体は二つだけれど

考えることはひとつ

お互いのことだけ

いつどこにいても

お互いのことを大切に思う

そんな風に繋がっていたい

あなたとわたし
posted by 葉瀬尋 at 23:55| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゆくゆくは

誰だって夢見ている
出会って恋に落ちた二人は結ばれる

ゆくゆくは二人一緒に暮らして
温かい家庭を築いて

お決まりの道筋だけど
みんなそれを夢見ている

でも、初めからそれを望んでいなければ?

ゆくゆくは、なんて問題の先送りはやめて

いま、どうするか決めて

このまま一緒にいるか、それともやめるか

温かい家庭なんて望めない

だとすれば先なんてない

だけど『今』がある

それを信じさせて
posted by 葉瀬尋 at 23:54| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月18日

勇気

はじまりは勢いで
ただ気持ちを抑えられずに飛び込んだ

あの人の腕の中と
先のない袋小路へ

気づけばずいぶんと遠くまで来た
あの頃のわたしには考えられないくらい

あんなにも大好きで
あの人しか見えなかった日々

今も毎日想うけれど

そろそろ新しい道へ
踏み出さなければいけない

あの人がいない日々
あの人を想わない日々

そんな日がやがて来ると思う
いつかきっと

だから勇気が欲しい
離れる勇気が

あの人のすべてが今も大好きだけど

いけないことなのは
はじめから知っていたから

一人でも歩いていけるように
本当はなりたいから

あの人の声に瞳に

揺れない勇気が欲しい
posted by 葉瀬尋 at 16:40| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

遊園地

覚えてる?
一緒に行こうってあなたが言ったんだよ

ジェットコースターが苦手でも
お化け屋敷が苦手でも
そんなの気にしないから

私はただ
お昼の明るいうちから
あなたと2人で歩きたかっただけ
普通の恋人同士みたいに

あなたが行こうって言ってたから
じゃあいつ行く?って話をしたら
目をそらすか話を変えるよね

ひどい人

もういい、知らない

そう言いたいのに

言えないわたしが悲しい

遊園地なんて大嫌い

あなたの気持ちがわかるから

でもいつか
2人で行くことができれば

遊園地なんて大好き
になっちゃうんだろうな

悔しいけどさ
posted by 葉瀬尋 at 16:34| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ものさし

いつまでも同じになることはないね
あなたとわたしのものさし

あなたのものさしは不変
だからいつも
わたしのものさしの形を変える

それってけっこう大変なんだけど
わかってないよね?あなたは

あなたから言わせたら
自分だって譲歩してるとか
我慢してるとか
言うのかもしれないけどさ

そういう人だとわかっていて
それでも一緒にいるんだから

まあ、文句は言えない

あなたがどんなものさしで世界を計ろうと
わたしはあなたを好きでいます

堪えがたくなったら
あなたの目盛りをずらすね

こっそり、気づかれないように
posted by 葉瀬尋 at 16:08| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

無限

終わりがあるから物事はみな美しいのだとあなたは言う

あなたとわたしの間柄も

限られた時間の中で燃え尽きようとするからこそ美しく

朝が来れば消えてなくなる夢のような距離を
何度も求めてしまうのでしょうか

あなたと我を忘れあえるひとときが
永遠になればいいといつも願う

たとえ限りある時間の中でも

あなたへの想いはとめどなく溢れ

あなたの腕の中では無限の夢を見る

posted by 葉瀬尋 at 23:46| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

見失う

あなたが手に入らないかわりに

手が届くひとによりかかる

今のわたし、悪い人です

なのにみなさん

優しくしてくださいます

どうぞあなたも

みなさんを見習って

うんと優しくして
私を一番にして

本当の気持ちを

大事なものを

見失ってしまう前に
posted by 葉瀬尋 at 23:43| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

待ち人

待ち人は来ない
私のところへは永遠に

私の待つあの人は
他の誰かのところへ帰る

それをわかっているのに

年の始めには決まって
おみくじをひいてみる

『末吉』

『待ち人』

『遅いが来る』

信じてもいいのですか

神さまを

いつまで待てばいいのですか

私のもとへ現れるはずの待ち人さま

きっとそれは

あの人とは限らない




posted by 葉瀬尋 at 23:39| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月04日

負けず嫌い

何度も同じ答えを出して
何度も同じ過ちを犯す

ヒトは学習する生き物のはずなのに
私はヒト以下のようです

泣いても泣いても
朝が来ればあなたが恋しい

強がって知らんぷりしても
夜が来ればあなたに会いたい

けんかしても
メール無視しても
あなたは折れない

負けず嫌いなあなたは
自分から歩み寄るなんて
しようともせず

そのまま関係が切れることを
少しも考えずに強気に構えてる

あなたの思惑どおり
先に耐えられなくなるのは私

惚れた弱味とは
このようなことを言うのだ

いつも悔しいけど

あなたを好きな気持ちは
きっと他の誰にも負けない

私も相当な負けず嫌いかも

posted by 葉瀬尋 at 23:48| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイナス

ともすれば
すぐに陥る思考の深み

私の悪い癖

どんなに順調に進んでいても
常に最悪のパターンを想定する

つきあい始める前に
別れの時を考える

そんなのおかしいと
先のことは考えなくていいと
今だけ見ていればいいと
ひとは言うけれど

浮かれてはいけない
万物は流転する

ひとの気持ちは
たやすくうつろう

大好きだよと囁いてくれるけど
…そんなのきっと今だけ

ずっと側にいると約束すると
…できもしないことを期待させないで

信じてほしいというあなた
…ごめんなさい信じられない

なにがあっても
ダメージが軽くなるように
常に最悪のパターンを想定する

いつかあなたが私から離れるときに

わかっていたわと
笑顔で送り出せるように

そんな時が来ることを
願うわけじゃないけれど

自分への戒めであり
自分を守る鎧なのだ

このマイナス思考は
posted by 葉瀬尋 at 23:46| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

迷子

あなたを好きでいさせて

それがどんなに苦しくても
その気持ちが
私を私でいさせる

あなたを好きでいなくなる

そんな自分を想像する
途端に居場所を見失う

私の生きる道は
すべてあなたへとつながっているから

あなたという道しるべを
見失わせないで
あなたは私の道であり、光

私の気持ちは
いつもあなたを見つめているから

あなたという道の果てを
どうか夢見させていて

私を迷子にさせないで

posted by 葉瀬尋 at 23:44| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

本気

あなたの気持ちが見えない

愛しているとささやく
あなたのくちびるは

わたしだけのものじゃない

信じたい
信じさせて

私を抱く腕の強さが
あなたの気持ちの表れなら
私はあなたに抱き殺されたい

本気だと思い知らせて
痛くしてもいいから

あなたを信じさせて
posted by 葉瀬尋 at 23:11| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

墓地

夜になると
そこにはポウッと明かりが見えた

虫たちが存在を声高に示し
風が木々を揺らす

鬱蒼とした木立に遮られ
月明かりはわずかに届くばかり

幼いものは不安がり
おとなの手をぎゅっと握る

ふんわりと頭を撫でられ
頭に乗せられた手の大きさ
見上げた肩の頼もしさに
ようやく少しだけ安堵する

そしてそれを永遠に繰り返す

幼くして命を落とした者
天寿を全うした者

この世を去った者たちが
夜な夜な身を寄せ合い
集う場所

現世への未練や
遺してきた者たちへの思いを
毎夜語り合う

ここはそんな場所

現世の者からはそこに
ゆらゆらとした儚い明かりを見る
posted by 葉瀬尋 at 23:10| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月21日

保存

あなたの話すことば
そのすべてを忘れたくない

あなたが私にもたらすもの
そのすべてをなくしたくない

全部全部
覚えていられたら
残しておけたら

たとえ一人のときでも
さみしさに震えずにいられる
誰かにすがらずにいられる

蛇口をひねったら
あなたのぬくもりと同じ温度のお湯が出ればいいのに

お布団に入ったら
あなたに抱かれてるような重さと安らぎがすればいいのに

心が折れそうなとき
あなたのぬくもりのお風呂に入って
あなたの重さと安らぎのお布団に横たわる

そして目を閉じれば

私の中に保存してある
あなたの記憶をたどって

私は一人じゃないと勘違いして
幸せな眠りにつけるのに

あなたの声もにおいも
熱さも痛さも、心地よさも

そのすべてを、なにひとつ

なくしたくなんてなかったのに

posted by 葉瀬尋 at 18:42| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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