2013年05月15日

"バリアフリー"

海外に行くと
日本ってどう思われてるんだろう?とときどき考えるわ

日本では言語バリアフリーとか言って
標識とか案内板とか丁寧に
英語・中国語・韓国語でよく表示されてるじゃない?
高速道路のトイレとか
アウトレットモールとか
日本語表記がうずもれちゃって
ときどき探しちゃうこともある

だけど海外で日本語表記は本当に少なくて
たくさん日本から観光客が行ってるとこだって
数えるほどしかないのよね
書いてくれてればいいのに

日本って低く見られてるのかしら?!

彼女が横で憤慨しているけれど
僕にはその理由がとてもよくわかる
観光客がよく来るところで働いてるから
だからため息ついて教えてあげた

あのね、書いてあるのは見たらわかるだろ?
日本人は異国の人に話しかけられるのが嫌なんだよ
こっちがわからないのがダメなんだという気になる
またおろおろしてる時間ももったいない

書いてあれば話しかけられない
見れば全部わかるんだから
その分、相手もこちらもストレスフリー

海外ではどんどん聞いて!というところか
聞かれても平気で無視できるんだろうね

彼女はなるほど!と心底納得のいった顔をしてた

バリアフリーとか言ってるけど
結局はバリアなのねとつぶやいて
posted by 華涼紗乃 at 20:58| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"メゾネット"

多分私はおかしいのだと思う
人嫌いのくせに寂しがりや
だから歪んだ同居生活を続けている

メゾネットタイプの部屋を借りる
2階は私のもの
1階に住んでくれる人を探す

好きだといってくれる人
利害が一致した人
いろいろいる
一応女性一人だから
人は良く見るようにしているけど

条件はふたつ
光熱費と家賃は折半
朝食を一緒にとってくれること
そのほかは自由にしていい

でも結局はみんな離れていく
好きだといってくれる人は物足りなくなって
利害が一致した人はわずらわしくなって

ある人が言った言葉が耳に残る

一緒にいるのと
同じ空間にいるのは違うんだよ

階段を降りて
がらんとした1階を見て思う
一人になるのは辛い
かと言っていつも一緒は疲れる

私はどうしたいんだろうなと
posted by 華涼紗乃 at 20:57| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月08日

"お節介"

何でも自分で出来ると思っていた

洋服を選ぶことも
天気を知ることも
家の施錠をすることも
持ち物を揃えることも
簡単なものなら食事だって

何でも出来る
普通は出来て当たり前

だけどやってくれる人がいた

今日はこの服が良いわ
雨が降るから傘は持って行ってね
いってらっしゃい、気をつけて行ってきて
忘れ物はないようにしておいたからね
今日の晩御飯はあなたの好きな肉じゃがよ

うっとおしいとさえ思っていた
何でも自分でしたいのに
何でも自分で出来るのに
何で全部先にしてしまうんだろう

でもいいか
必要なときはいつだって出来るから
今はやってもらっていたって

そんなことを考えていた

けれど必要ないと判断した行動は
頭の中から抜け落ちていくのだ
びっくりするほどに
寒気がするほどに

洋服の場所がわからない
家の鍵がどこにあるのかもわからない
天気予報なんて見ないから雨に降られる
カバンの中身なんて確かめないから忘れ物だらけになる
コンビニで晩御飯を買うのも一苦労

お節介はうっとおしいだけのものじゃなかった
こんなにも人一人ダメにするものだ

そして

こんなにもありがたさを痛感するものだ
思い上がっていた自分を恥じる
こんなに尽くしてくれていたんだ

一人きりのリビングで噛み締めた苦い思いと決意

帰ってきたら何でも一緒にやろう
何でも一から教わろう
あいつのために、何でもやろう
posted by 華涼紗乃 at 23:42| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"落とし物"

友達と公園で遊んだ帰り道
道端に丸く光るものが落ちていた

拾ってみるとつやつやしてて
ほんのりピンク色の可愛い玉
少女の心をくすぐるには十分なものだった

今思うと安いアクセサリーに使われた
真珠っぽいビーズだったのだろう

ひとつ拾うと少し先にもうひとつ
ふたつ拾うと少し先にまたひとつ
まるで導かれるように
ひとつひとつ拾っていった

空は明るいオレンジ色
道を照らして玉はとても見つけやすかった

気づいたらあたりは暗くなりかけて
玉も闇にまぎれて見えなくなった
あの角を曲がれば
また見つかるのかもしれないけれど
持っていたポシェットいっぱいに集まったから
もういいかと思って引き返した

お母さんにネックレスにしてもらおうと
ウキウキしながら帰った覚えがある

結局、玉は道に落ちてたものを
拾ってくるなんて気持ち悪い!と
母に捨てられてしまった
そして絶対に物を拾うなとすごい剣幕で
怒られた覚えがある

そのことを最近夢に良く見る
あの角を曲がっていれば何が待っていたのか
どこへ連れて行かれたのか
あの玉は何であんなに落ちていたのか

曲がり角のブロック塀だけ
やけに鮮明に思い出されて

落とし物はいったい誰のものだったのだろう
posted by 華涼紗乃 at 23:41| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"おもちゃ箱"

片腕のない着せ替え人形
開いたコンパクトの割れた鏡
おままごとの食器はみんな欠けてて
無事なものはひとつもない

もうとうの昔に壊れてしまったもの
忘れるくらい昔々のこと
でもそのときの私には
これは壊れたものを元に戻す道具で
これがあれば全部元に戻せると本気で思っていた

大事な大事なおもちゃ
あの人と一緒に遊んだ思い出の品

結局こんな状態にしたのも
あの人だったけれど

文字通りおもちゃ箱をひっくり返して
地面にたたきつけた
子どものおもちゃだから
そう簡単に壊れやしない
だから丁寧に壊したり
一部だけ捨てたりしていった

嫌な思い出のほうが圧倒的に多いのに
このおもちゃだけはこんな惨めな姿になっても
私の中の楽しかった時代を蘇らせる

もういらないのに
もう戻れないのに

今度こそ捨ててしまおう
あの人ももう遠くへ行った

新しい道を踏み出すのには邪魔なごみでしかない
posted by 華涼紗乃 at 23:40| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月01日

"デッドスペース"

常々余裕がないと思う
自分のことで本当に手一杯
人を気遣う余裕はない

けれど周りの評判は
ものすごく気を遣う人
相反してると思うかもしれないけれど
ようやく納得する答えを導けた

気を遣うのは気を遣って感謝されるか
自分の評判が上がる場合か
自分が安心できる場合のみ

大丈夫?と聞かれたとする
これには大丈夫と答えなくてはいけない
大丈夫じゃないよと答えると
「えっ?」と心底意外そうな顔をされる

だったらほっといて欲しいと思うのだが
いい人を演じたいのでそうもいかない

窮屈そうだなと思う

心の広さはきっと生まれたときは
みんな同じで
知らない間にいろんな影響を受けて
間仕切りをガンガン立てて行くのだろう
ふっと気づけば身動きが取れない

仕切りを破壊していけば
きっともっと広々するだろうに

どうでもいいやと思えない人は大変だ

仕切りをサクサク立ててる振りして
誰にも入れないところで
のびのびしている私とは大違い

デットスペースの活用法なんて
いくらでもあるのにな

posted by 華涼紗乃 at 18:57| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"年上"

たまに新人さんが叱責されている声が聞こえる
何らかのミスをしたんだと思う

新人さんはあまりの勢いに涙声
それに多分ますます神経が逆撫でされている
ああ、逆効果だ

社会人としての自覚が足りないと
訳知り顔で説教しているけれど
私よりは全然年下

今日は仕事が忙しい
ものすごい勢いでキータッチの音がしてる
怒ってる方も怒られてる方も仕事はしながらだ

それを見ていると老婆心ながら思う
仕事がすく時間帯に他でやるほうが良いのでは?
思い切り話し合えるし、話も通じやすい
お互いに考える暇があるから感情論にはなりにくい

みんな聞き耳立てて上の空で仕事してるし
当事者がそもそもそんな感じだ

案の定、成績を見てみると
当事者を筆頭にミスが明らかに増えている

こんなことで大丈夫なのだろうか
どっちもどっちでまだまだ頼りない

ああ、年取るってこういうことなんだなぁと
妙に感慨にふける一幕

自分はまだまだだと思ってるんだけど
少しはこなれて
ちょっとは成長してたらいいなと思った
posted by 華涼紗乃 at 18:56| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"署名"

自分の名前を書く
それだけのことなのに
こんなに手が震えるとは思わなかった

これで大いなる賭けが始まる
リスクも納得ずくだけれど
それ以上に勝算があるからこそ決めたことだ

このまま慎重に進めれば
まず間違いなくかなりの利益になる
大丈夫だ、と判断した

だけど何が起こるかはわからない
天変地異はもちろんのこと
地球の裏側でおこった小さいデモが影響することもある
怖いのは当たり前で手も震える

そんな僕を見つめる仲間たちと
目をあわせうなづいていく
みんなしっかりうなづき返してくれた

夢に向かう一歩が今、踏み出された
posted by 華涼紗乃 at 18:55| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月24日

"キーホルダー"

これは中学の修学旅行のお土産
自分用に買ったもの
キャラクターとイニシャルを象った
鍵の形のキーホルダー

すっしりとした重みと凹凸が
宝箱の鍵のようで
かっこよくて買ったのだ

うちの鍵をつけていたから
いつも身に着けていた
一度落としてしまったけれど
ちゃんと戻ってきたし
何だかんだずっと一緒にいる

もうだいぶ傷だらけになったけど
それがとても手になじんでいい風合い
ますます気に入っていた

やがて私が結婚することになり
イニシャルが変わった
別に気にせずそのまま使うつもりでいたのだけど
引越しの最中になくなってしまった

不思議なことに
がっちりとつけていた家の鍵はそのままで
キーホルダーだけ消えていた

何だか切なくて悲しくなった
新たなる旅立ちに別れはつきものだけど

もう少しそばにいて欲しかったなと思う

posted by 華涼紗乃 at 19:17| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"濁点"

朝起きてからキリキリと胃が痛む
休もうかと思ったけどそうはいかない
時間ギリギリで駆け込んだ電車
一瞬だけ注目を集めて恥ずかしい

今日は来ないかと思った!
駆け込んできた王子さま
キラキラの瞳のあなたに恋をしてしまったの
最近ギラギラしてるねって言われるけど気にしないわ
一直線に行かなくちゃ!

げっ!あの子スカートの端めくれてるんじゃ?!
見えはしないけどハラハラする短さだ
他にも気づいてる人はいるけど言えないよな
カバンの中身をバラバラとぶちまけて
座って拾ってもらえばスカート元に戻るかな?

あ、あれ?カバンひっくり返しちゃった!
私の足元にもいくつか転がってきた
お、落ち着いて、たんたんと拾わなきゃ
拾ったら渡さなきゃよね
だんだんあなたが近づいてくる、きゃー!

ちゃんとスカート戻ったわ、良かった
若者よくやった!
最初から最後まで
離れたとこで見てたけど面白かったわ
若い人は良いわね、ほのぼのするわ
posted by 華涼紗乃 at 19:16| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"名無し"

無責任な発言はそれだけで面白い
面と向かっては決して言えない言葉
さまざまな差別用語、誹謗中傷
極端から極端へ走る思考

心の中にしまっていた
ある種凶暴な考えの端っこを
ちらりと見せてみたら
案外同じ人間がいると気づく

仲間がいるんだ
こんなこと考えてるの自分だけかと思った
考えちゃいけないんだと思った
でもそんなことないんだ
良かった、堂々と発言できるよ
ほら皆、賛同してくれる

そのエネルギーは凝縮し膨張し他を圧迫する
良心まで侵されたらそこには

「ソウカ、ボクハ正シカッタンダ」

踊らされてはいけない、ここは仮想の世界だ
現実とは切り離された世界

すべてが嘘、夢、偽り、幻想

名無しで語れることなんて
その程度しかないんだから
posted by 華涼紗乃 at 19:15| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月17日

【指令】第24週:華涼→樋川

++++


ごきげんよう、樋川嬢

さて、今回の任務の内容を伝える。
以下の三つのタイトルについて文章作品を完成させて欲しい。

『後先』
『たわわに』
『ガイド』

・期限は2013年4月24日23時59分までとする。
・任務完了後、「@utanarahi」まで必ず報告をすること。

なお、次回の指令は2013年4月22日0時より、期限までに発表する。

では、任務の成功を心より祈る。


++++
posted by 華涼紗乃 at 18:29| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"たい焼き"

彼にたい焼きを買っていってあげた
大好物だからだ

家に帰って渡してあげるとお礼を言って
満面の笑みでお茶をいれ
獣のようにむしゃむしゃと喰らいつき
一瞬目を話した隙にもうなくなっていた

そこでようやく気づく
あれ?自分の分は買ってこなかったの?
遅い、遅すぎる

食べれないこし餡のしかなかったからと答えると
あー、なるほどと納得
…それで終わりだ

おやつに関して彼はジャイアンである
"俺のものは俺のもの"
絶対にひとかけらも自分から私にくれたことはない
"お前のものは俺のもの"
私が何か食べてるとじいっと見て
私が視線に気づくと大口を開ける

まあ、いい
幸いダイエット中だから
おやつは大敵である
しかし気が利かないのはどうだろうか!

誰かが食べてるのと見てしまうと食べたくなる
食べれないとなるとイライラはする

冷蔵庫を開ける音がした
まだ食べるつもりなのか!

さらにイラついて座ってると
目の前に何か出てきた

彼がスプーンとともに差し出したのは
0カロリーのゼリー

買っておいたよ、一緒に食べよう
…お前も食べるのかよっ!
ちょっと優しいじゃないかと思った気分を
posted by 華涼紗乃 at 18:25| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"点滅"

生死がコントロールできれば良いのにと思う
生きたい人は生きればいい
生きたくない人は生きなくて良い

生きていたって何も生み出さない者
生きる意味を見出せない者
死ねないから生きてるだけの者
存在するだけで害になる者

人間の命は平等だとかいうけれど
それは悪い意味で的を射ている
「命は大事にしないといけない
 死ぬなんて許されない」
そういう扱い方をされることにおいては平等

苦しまずに痛みなしに死ねるのなら
それをためらいもなく選ぶ人は
たくさんいるだろうにな

そして生きたいと願う人が
少しでも生きやすくなれば
それが一番なのにな

何でこう何の法則もなく
無関係に命は存在するのだろうな

このままだと多分
全部だめになってしまいそうな
そんな気がするのに

音もなくゆっくりと
暗闇の中でふわりふわり
赤い光が点滅している

鼓動のしるし?
それとも警告のしるし?
posted by 華涼紗乃 at 18:25| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"三角関係"

「俺も同じうちに住みたい!
 あの子のことを愛してるんだ!
 隣だけど、すぐ隣だけど!
 声も姿も見えるけどそばに寄れない!
 何よりあいつが何で同じうちなんだよ!
 おいどーにかしろ!」

「また騒いでるわ、煩いったらないわね
 まったく子どもで嫌になっちゃう
 その点あなたは落ち着きがあってオトナで
 すごくかっこいい
 いつもつれないけれど、そこが良いの
 ツンデレっていうのかしら…!
 照れてるだけなのよね、うふふ」

「…あー、煩い
 まったく騒がしくてたまらん
 あいつよりは静かだから
 こいつと一緒にいるけど
 いっそあいつと俺を入れ替えれば
 静かになるんじゃないだろうか…」

ん?どうしたの?
うちのインコたちじっと見つめて…
あーもう、静かにしなさい!
そんなに騒ぐならもう一緒に遊ばせてあげないわよ!

…いや、言葉がしゃべれなくても
何となくわかるもんだな、言いたいことは
人間と同じなんだな、わりと
全然違う生き物なのに不思議だな…

何、悟ったようにうなづいてるんだか
当たり前のことでしょ

そうか?

だって生き物はあまねく恋をするでしょう?
posted by 華涼紗乃 at 18:24| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月10日

"ファミレス"

ファミレスというものは
とても手軽でなおかつ人が適度にいる場所
なので揉め事の話し合いに使われやすい

密室よりは安全が確保できる
それが第一だろう
なんせ人目につく
見てないようで見られているものだし
店員は店の隅々まで
神経を張り巡らせているものだ
…程度の差はあれど

暴力、暴言の類は自然に抑制される
…はずなのだが
頭に血がのぼるとそうは行かない人種もいる

飲み物のかけあい
テーブルにある備品の投げつけ
グラスが割れたりなんてことも
…そしてごく稀に店員の額が割れることも

ため息をついて
おそるおそる額を触る

綺麗に切れたものだ
額の真ん中から血が噴水のように
孤を描いて飛んでった時は相当驚いた

結局、大事にはならず
大きな絆創膏ひとつですんだものの

時給800円でこの危険度
ファミレスなめてた
早々にもっといいバイト探さなきゃ
posted by 華涼紗乃 at 17:34| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"混雑"

タイミングを合わせれば
混雑している人ごみの中でも
すいすいと進むことはできる

進行方向が同じ流れに
滑り込めばいい

そんなこと造作もなく
やってきたことなのに
人ごみを歩くことから離れると
こんなにも恐ろしいものなんだな

四方八方から流れてくる人、人、人
スピードはまちまちで
たまに弾丸みたいに飛んでくる人も
…もう少し余裕を持って行動してよ
舌打ちさえしたくなる

でもこの手は離さない
二人で行こうね
いつでも一緒だよ
試練は乗り越えるために用意されるんだ

だから出来るだけ笑っていこう

たくさんの人がいるけど
結局、二人なのだから
進めるスピードで
上手く流れにのろうね
posted by 華涼紗乃 at 17:33| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"告げ口"

同意も非難もしてはいけない
相槌だけ適当に打っておく

告げ口する快感は忘れられない
このことを彼に彼女に
告げたらいったいどうなるだろう

実は二股かけてるとか
実は全然好きじゃないとか
身体のここが気に入らないとか
ものすごく軽蔑してる部分があるとか

そこを押し隠して
さらっと笑顔でやり取りするのが
スマートだけどストレスはたまるから
こんな風に手近で口から本音が出ちゃうんだね

心の中でしっかりメモって
相手が幸せの絶頂にいるときに
その端っこだけちらりと見せる

小学生みたいに全部報告しちゃ
ただ私が嫌われるだけだもの
効果的な告げ口の方法はあるものだ

あとは黙ってても
面白いように転がってゆく

大変だね、と言いながら
心の中で高笑いが止まらない
posted by 華涼紗乃 at 17:32| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月03日

"報告書"

出張の報告書を出すようにと
上司からメールが来ていた

社内メールはCCやBCCに
複数アドレスが入っている場合がある
把握するため、ということだが
結局監視が目的なのだろう

だから携帯メールでは
いつも甘えたな上司も
キリッとした表情のないメールを送ってくる

公私混同は避けるべきなのは
十分良くわかっているし
社内恋愛は禁止されてはいないが
いろいろな火種をうむ元となる

しょうがないのは良くわかっているけれど
今、現在、付き合って半年の
絶頂の盛り上がってるこの時期に
これは少々面白くない

…あれ?
一箇所変に改行されている
何だろう?
そこをじいっと眺めてみると
タテヨミで「あイシてる」
思わず上司を振り返ったら
こちらは見なかったけど耳が真っ赤だ

やってくれた
よし、報告書の作成だ
どんな暗号で
この気持ちを伝えようかな
posted by 華涼紗乃 at 18:50| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"使いまわし"

何度も何度も繰り返しやってると
本当に自分の癖に嫌になる

言葉の選び方、並べ方
全然違うようにやってるつもりなのに

結局は気に入った表現や
雰囲気を使いまわしてるもんだから
いつも通りのできばえ

似たり寄ったりの作品なんて
もうたくさんすぎてどうしようもない

らしくなく、かっこよく
よく出来たなんて思えるものは
もう、ほんのほんの一握り

綴ることに意味がある
作品として完成させることに意味がある

そうは思ってはいても
もう少し高みを目指せないものかと
呆れながら思う

その高みさえ見えていないのだから
とりあえずいろんな刺激に身をさらしつつ

書いて、書いて、書きまくるしかないのだ
posted by 華涼紗乃 at 18:49| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。