2005年11月17日

【詩ならひを終えたあなたに10の質問】樋川編

【詩ならひを終えたあなたに10の質問】

1.100篇の自分の詩の中であなたが一番気に入ってるのはどれですか?

 『残り少ない』です。
 それまで「私」と「あなた」の二人だけの詩を綴ってきて、はじめて出て来た明確な第三者が『ダイヤモンド』で語られる「あのひと」なのですが、その「あのひと」を中心に据えて「私」視点で書いた詩が『残り少ない』になります。作者が言うのも何ですが結構ぎょっとするような内容のものではないかと思ってます。
 実は「屋上の柵の上に腰かけていてふいと滑り降りるように飛び降りる」という非常に重要なイメージはオリジナルではなく、この詩を書いた頃に一日数回は見に通っていた某FLASHの中にほんのちょっとだけ登場するものでして、「あのひと」の白いワンピースもそこから持って来たものです。
 あのFLASHに出会ってなければ三人目の登場人物として「あのひと」を採用することはなかったような気がします。ただ『ダイヤモンド』はそのFLASHを知るよりも前に書いたはずですが。

2.100篇の自分の詩の中であなたが一番気に入らないのはどれですか?

 『ローゼン』です。
 何をどうしようとまったくイメージが思い浮かばずもがき苦しんだ記憶があります。
 最初は「あのひと」の遺した「ばらの模様の入った傘」について「私」がどうこう語るという内容を考えてたのですがそれって『ローゼン』か? という疑問がふと頭をよぎってしまい全没に。
 一から考え直すも気のきいたモチーフがすぐに浮かぶハズもなく(ばらの宝石とかばらのお茶とか…イメージがわかない!)結局「真っ赤なばらの花束」というありきたりな小道具を引っ張り出してきたり…締め切りも迫っていたはずで、非常な敗北感と共に投稿しました。
 それではたっぷりと時間があったらいいものが書けたのかと問われるとそれでもやっぱり無理だったと思いますとうなだれるしかありません。

3.華涼紗乃さん(華涼さんは樋川について)の詩の中で好きなものを3つ。

“私”
 100個目の自由題の詩になるわけですが読んだ瞬間モニタの前でほんとに頭を抱えました。
 うーわーやーらーれーたああああああって感じで立ち直れませんでした。
 【詩ならひ】期間中華涼さんの詩にはいろんな意味でやられっぱなしだったのですが最後の最後でトドメを刺された気がします。このそねみ感を次回の【詩ならひ】に生かそうと思いました。

“携帯電話”
 かわいいかわいい携帯電話クンの詩です。
 一行目の一人称『俺様』がハートにぐっときます。

「だいたい、にっ、…ぷつっ…」

 って切られちゃうあたりがいとしいです。切ってみたいです。
 私が携帯電話クンの続編を希望すると、華涼さんはこころよく“命令”を書いてくれたわけですが…携帯電話クンもトドメを刺されてしまいました。何もかもリセットしてないで修理に出してあげてください!

“天使”
 華涼さんが連作のようにして書き続けた『天使と悪魔』シリーズの詩については機会あるごとに直に感想を言いまくって来たのでここでまた取り上げるとうんざりされるかもしれませんが(笑)。

「ただもうすぐ満月が来る
 正円の輝きが天使を連れてくる
 殺戮者は機械のように正確に
 増えすぎた悪魔を粛清する」

 スタイリッシュ! の一語に尽きます。カッコ良い。カッコ良いのです。

4.月姫瑠璃愛さん(月姫さんは樋川について)の詩の中で好きなものを3つ。

◇ひかりの庭◇
 いきなりファンタジー、それも剣と魔法のRPGっぽい設定が飛び出してびっくりした詩です。
 師匠のおじいさんにいじめられる魔道士の卵クンのキャラが妙に立っていて続編が出て来ないかとひそかに期待していたのですが…(笑)。

◆ケチャップ◆
 折り返しの集いでも取り上げた記憶がありますがやっぱりこの詩が好きです。
 何度読んでもほんわかした気分になってしまいます。

「お次は卵の登場だい!

 フライパンにさっと流し
 時間と勝負

 勝負

 勝負」

 この辺のフレーズは私からは絶対に出て来ないものなので読む度新鮮な気持ちに。

 余談ですが『ケチャップ』のお題のとき華涼さんも月姫さんも詩の最後を「♪」で終わらせていたので私も合わせなければと「♪」が使えそうな詩をさんざん考え抜いたのも今となっては良い思い出です。

†妖精†
 月姫さんの詩はどの詩も例外なく彼女らしさが溢れているのですが中でも最も彼女らしい詩はこれなのではないかと思います。
 『妖精』というファンタジックなお題の詩の中に「産物」という固い言葉が唐突に飛び出すのが実に月姫さんらしいと言うか妖精が妖精の詩を書いてるよーーー! みたいな衝撃が…。

5.100個のお題の中で書きやすかったものBEST3。

 『いつか終わる』、『桜』、『ねずみ色』

6.100個のお題の中で書きにくかったものBEST3。

 『ローゼン』、『紅玉』、『妖精』

7.華涼紗乃さん(華涼さんは樋川について)の作品全体についての感想をどうぞ。

 華涼さんは根っからの詩人です。
 100篇の詩を通読して、クール、スタイリッシュ、ポップ、キュート、およそ思いつく限りのあらゆる雰囲気の詩を書くことが出来る稀有な才能をお持ちなのだと感じました。
 日ごと更新される詩を読んでは「これには勝てねえええッ orz」と何度も崩折れました。無論詩作は勝ち負けを競うものではないのですが、とにかく私自身は連戦連敗の気分を味わい続けた3か月間でありました。月姫さんとメッセで「すずかさん絶好調だね」「太刀打ち出来ないね」といった会話を交わしたことが昨日のように思い出されます。
 第2弾【詩ならひ】においてもその実力を存分に発揮されることを願ってやみません。

8.月姫瑠璃愛さん(月姫さんは樋川について)の作品全体についての感想をどうぞ。

 誰にも揺るがすことの出来ない確固とした独自の世界観が100篇の詩全てに感じられます。
 繊細で夢見がち、かと思えば突如現実味溢れるフレーズを突きつけてきたり、また幻想の世界へ引っ張り込まれたり。どの詩にも決して読み手を油断させない何かが潜んでいます。
 ただ具体例をあげればあげるほど私のキャラクターとして「ツッコミを入れている」という風にとられかねないので詳細に書き記すことは控えておきます。
 月姫さんの詩はお題を挟む各種記号も含めてひとつの作品ですよね。
 第2弾【詩ならひ】においてもその実力を思うさま発揮されることを願ってやみません。

9.あなたから見た華涼紗乃さん(華涼さんは樋川について)はどんな人?

 大人数で行動する際には集団のまとめ役兼良心になれる人であり、二人で行動しているときには安心して私の「口から出まかせ」を聞かせることの出来る人であります。
 ほとんどの友人は私が思いつくままのデタラメを言ってるのに何の疑問も抱かずそれを信用してしまい、その純粋な心にいたたまれなくなって自分で「嘘でした」と謝罪しなければならないような羽目に陥るのですが、華涼さんは最初っから私の言うことの実に9割を信用してくれないスタンスに立っている人なのでその点は安心して…いや、泣いてなんかいませんよ?
 私を動かすのが非常に上手い人です(笑)。
 これからもよろしくお願いします。

10.あなたから見た月姫瑠璃愛さん(月姫さんは樋川について)はどんな人?

 地上に存在する最後の妖精。あるいは別世界の住人。
 きっと彼女はいつか鏡の向こう側とかそういう場所へ帰って行くのではないかと半ば以上本気で信じています。
 本当はいつも一生懸命でよく笑い行動力もある素敵なお嬢さんなのですが直に顔を合わせると普段そのように感じている印象が毎回吹き飛んでしまうのは何故でしょうか。どのように吹き飛んでしまっているのかはご想像にお任せします。
 なんてことを書きつつも月姫さんから感想をいただくと何故か他の方のそれよりも「書くぞ!」って気持ちが燃え立つのが不思議。
 これからもよろしくお願いします。
posted by 樋川春樹 at 02:49| Comment(0) | 連絡帳。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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