2013年06月26日

『切開』

「コインロッカー、また開いたんでしょう? 今度はどんなヒトだった?」
「うん、女子高生だった」
「都市伝説とか真に受けるのはやっぱりその年代かぁ。『引き金』で何をしたいって言われたの?」
「二重まぶたに整形したいって言われた」
「二重まぶたに……、───え?」
「生まれつき片方が一重でもう片方が二重なのがコンプレックスで、対人関係や恋愛にも臆病になりがちだから、『ひとりの一生に一度だけ運命を変えられる引き金』の力でちゃんとした二重まぶたを手に入れて自信に満ちた明るい人生を手に入れようと思ったらしい」
「それは……うーん、そういう解釈になるのか……」
「一応、この『引き金』にはもっとすごい力があるしまぶたを二重にするだけならアイプチとか整形とか、後はオトナになったら勝手に二重になる場合もあるって説明はしたけど、譲ってもらえなくて……」
「整形手術? まぶたを切開したり糸みたいのを埋め込んで二重にするっての、そう言えば聞いたことあるな……」
「しょうがないから二重まぶたにしてあげた」
「そんなことも出来るんだ『引き金』?!」
「やろうと思えば何でも出来るものなんだね……」
「運命変えることなら何でもアリなんだ『引き金』……」
posted by 樋川春樹 at 19:41| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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