2013年06月12日

"カード"

板チョコのひとかけらのような
小さくて薄く黒いカード

この中には膨大な個人情報が詰め込まれている
電子の海に流してしまえば
破滅する人間は後を絶たない

こんな指でつまめるほどのものに
人生狂わされるなんて
納得がいかないけれど、そんなものだ

所詮、人を取り巻くのは情報でしかない
様々な感覚器で情報を感知し
それによって生きているだけだ
その情報は簡単に小さく
まとめてしまえる世の中になってしまった

図書館の片隅で
弁当箱サイズのノートブックにカードを差込んだ
キーボードをカタタタタン
情報は電子の海に流れていく

簡単、簡単
世界を掌握するのも
人類を滅亡させるのも
多分、今は、こんな感じで
最後は一瞬で決まるのだ

そこここで、早速小さく悲鳴が上がりはじめた
ここは図書館なのに
静かにしないとダメなのになぁ
posted by 華涼紗乃 at 18:42| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。