2013年05月29日

『カスタム』

 「きみがもどってきてくれてほんとうにうれしい」と
 屈託なく笑ってみせる彼らのしたことが
 間違いだったのか正しかったのか
 決してしてはならないことだったのかしなければならないことだったのか

 結局わからないしもうわからなくてもいいと思っている

 乞われるままひとであることを捨てた自分は世界を描きかえる絵筆をとった
 間抜けなミスで脱落してしまった自分を取り戻してくれた彼らのために
 ───ただ、彼らのために

 世界が認識するすべての色彩を宿した絵筆は『神』にも『英雄』にもない力
 八つの色にカスタムされた『狩人』達は
 自らの腕が千切れ脚がもげようとも少女を守り全力で『木偶』を壊し続ける

 役割は単純にして明快なのだから
 どんなエゴもどんな過ちもすっかり棚上げにしよう
posted by 樋川春樹 at 00:53| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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