2013年04月16日

『靴下』

 近頃は「なるべく人目に立たないように」どころか「おマエのセンスは独創的過ぎるからもう自分の判断でコーディネートするな」なんて言われるようになった。
 ヒトのファッションセンスをどうこう言う前に自分がもうちょっと流行りのカッコをするように気をつけてみたらいいのに、そもそも「誰にも目撃されない」ことを前提に行動してるときにはどんな服を着ていたっておいらのジユウってヤツじゃないの?
 奇抜な服装をしている程度で目立って見つかりやすくなるような中途半端な隠密行動はしてないつもり。動きやすければいいと思う。どうせならテンション上がるようなファッションの方がいいじゃないか。
 なんて主張、してみたところで聞き入れてはもらえない。ファッション雑誌にあふれてるような、街のどこででも見かけるような服を着てれば、うるさくお説教されることはないんだけど、それって全然つまんないよね。
 だから最近は、こっそり靴下だけ左右柄が違うのを履いてみたり、スニーカーの靴紐を左右色違いにしてみたりするようになった。
 ヘアスタイルやアクセサリーにまでばっちり気合いを入れてても、足もとがお留守になってる奴ってまだまだ結構多い。それってファッションに興味ないような連中はなおさら靴下とか靴とかなんて見ないってコトだもんね。
 おかげでちょっとしたお洒落を楽しめるようになった。もしもこれがバレたら、不必要なお洒落になんか意地になって取り組むのは理解出来ないとか言われちゃうのかな。
 人間になりたいわけじゃないのに、人間と同じようなことをしたいと思ってしまうのは何故なんだろう。人間のやり方を真似して人間の考え方をなぞる。絶対に同じものにはなれないし、なりたくもないのに、何の役にも立たないもろもろを追いかけているときが、楽しいと感じるんだ。
posted by 樋川春樹 at 00:12| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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