2013年02月27日

"スナック菓子"

私の夫は兄の親友
三年ほど前に紹介されて
彼が私を好みだといってお付き合いが始まった

とにかくシャイで男兄弟ばかりだからか
あんまり女の子への接し方もうまくなくて
最初は不安だったり少し怖かったりしたけど

彼も一生懸命、慣れないながらも
私を大事にしてくれてるって知ってからは
一緒にいるのが楽しくなった

その彼がある日、兄に話があるという
しばらくすると
何かが崩れるような壊れるような
物がぶつかるような音が聞こえ出した
兄の叫ぶ声も一緒に

お前になんか大事な妹をやれるか!!
プロポーズのことくらい自分で考えろ!
俺は指輪のサイズくらいしか力になれんと言ったろうが!

え…?どういうこと?
兄の部屋の扉をノックするけど聞こえてない
そおっと開けると
扉にポテトチップスの袋が勢いよくぶつかった
開いてて中身もまだ入ってたから砕けて宙を舞う

お兄ちゃん!と強めに声をかけるととたんに固まった
ポテトチップスまみれで

あ、今の聞いてたか?
うん、聞こえちゃいましたけど…?

うわあああ!お前のせいだお前の!
元はといえばお前がぐずぐずしてるからいけないんだろうが!
取っ組み合いを始める彼と兄

扉をバンと大きく開いた
その音に二人はまた制止した
入り口に正座する
三つ指ついて
よろしくお願いしますと言って頭を下げた

こ、こち、こちらこそぉぉぉ!
ごちんっ!とすごい音がした
彼も正座して頭を勢いよく下げすぎて床に激突
そのあと三人で大笑い

彼の髪にたくさんついたポテトチップスを今でもよく覚えている
posted by 華涼紗乃 at 21:53| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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