2011年08月28日

『本棚』

 四囲の壁を隙間なく埋め尽くし天井まで伸びた本棚の群れ
 支障なく本を抜き出せる程度の余裕しかなく
 しまわれている冊数はもはや数える気さえ起きないレベル

 こんな中から読みたい本を見つけることが出来るの?

 能天気な声が大した興味もなさそうに訊く

 出来るんだよ、探す必要もない。
 読みたい本なら目の前にある。
 これはそういう本棚なんだ。

 同じように気のない口調でつぶやいて
 手近な一冊を引き抜いてみせる

posted by 樋川春樹 at 21:41| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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