2011年08月28日

『墓地』

「本当に反省してるの?」
「反省してます」
「ちゃんと本気で?」
「ごめんなさい」
「いまいち誠意が感じられないんだよねー」
「……だってさ、あんな話で泣くほど怖がるとか思わないじゃない」
「あ、やっぱり反省してないじゃない」
「墓地の前でタクシー拾った女性が実は幽霊でしたなんてオチはさ、使い古されたにも程があるってパターンなのに」
「それでも初めて聞いたときは怖いでしょ」
「だからって過剰反応だよ。怖がるにも限度があるよ」
「あの子が怖がりなの知ってるでしょ」
「謝罪を要求されるのは腑に落ちないよ。常識の範疇内の怪談だよ、あんなの」
「全然反省してないじゃない」
「反省はしてるけど! でも弁解の余地はあるでしょ!」
posted by 樋川春樹 at 20:39| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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