2011年08月28日

"本棚"

難しそうな本がたくさん並んでいる
どれも専門書のようだ

背表紙がピリッとしてる
しわがよったりよれているものもない
表題の金文字や銀文字もピカピカだ

なぜこんなに新しそうなのだろう?
これだけ本があるのに読まないのだろうか?
少し後ろに下がって気がついた

ガラス扉の向こう側に厳重にしまわれた書物たち
その整然と並ぶ姿と圧倒的な重厚感
よほど本に慣れ親しんでなければ
これで萎縮してしまうだろう

それを狙った効果的演
中の本はただの置物だ
非常にもったいないことをする

それもこうやって見破られてしまえば
ただの滑稽なものにしか見えないのにな

扉が開いて部屋の主が現れた
今回の獲物はやすやすと陥落することが出来そうだ
心の中でこっそりと嗤った
posted by 華涼紗乃 at 13:04| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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