2011年08月21日

保存

あなたの話すことば
そのすべてを忘れたくない

あなたが私にもたらすもの
そのすべてをなくしたくない

全部全部
覚えていられたら
残しておけたら

たとえ一人のときでも
さみしさに震えずにいられる
誰かにすがらずにいられる

蛇口をひねったら
あなたのぬくもりと同じ温度のお湯が出ればいいのに

お布団に入ったら
あなたに抱かれてるような重さと安らぎがすればいいのに

心が折れそうなとき
あなたのぬくもりのお風呂に入って
あなたの重さと安らぎのお布団に横たわる

そして目を閉じれば

私の中に保存してある
あなたの記憶をたどって

私は一人じゃないと勘違いして
幸せな眠りにつけるのに

あなたの声もにおいも
熱さも痛さも、心地よさも

そのすべてを、なにひとつ

なくしたくなんてなかったのに

posted by 葉瀬尋 at 18:42| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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