2011年07月31日

人違い

声をかけるのが怖い
あまりにも似すぎていて

歩き方もしぐさも
遠目から見てもあの人そのもの

違うのはただ
隣にいる知らないひとだけ

その位置は、ねえ
別のひとのものじゃなかったのですか
だから私、諦めたのに

随分と親しげに並んで歩く姿
まるで秘密を分け合った同士

声をかけるのが怖い
振り向いたその顔がもし
紛れもなくあの人だったら

人違いだと言い張って

生き別れの双子のきょうだいか
世界で三人いるというそっくりさんだと言って

苦し紛れの言い訳でも
せめて笑わせて

じゃないと私
なにするかわからないから



posted by 葉瀬尋 at 23:54| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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