2011年04月30日

"散歩"

歩いていると
いろんな光景に出くわすものだ
散歩なんて
のんきで平和でただの暇つぶし
なんて侮ってはいけない

道の真ん中に片方だけ落ちている靴下
横断歩道にはペタンコになった片方だけの手袋
歩道橋の階段の中ほどには片方だけの靴

まるっきりそこに存在することが
よくわからないものばかりだ
それに何故すべて片方だけなのだろう?

遊歩道の木の枝にさりげなくかけられたジーパン
ベンチの上にはLANケーブル
花壇に突っ込まれたフライパン

ゴミと言えばその通りなのだろうが
落としたならば何故そこに落としたのか
捨てたのならば何故そこに捨てたのか
さっぱり理解が出来ないものばかりだ

それらがどうしてそこにあるのか
少し考えるだけで散歩はだいぶミステリアスになる

次は河川敷に置かれたダンボール…か

ダンボールに近寄ってみると
いまどき珍しい光景がそこに広がっていた
小さな小さな真っ白な子犬がこちらを見上げていた
周囲を見渡しても飼い主らしき者はいない

ふむ、とあごに手を当てて考える
ミステリアスな散歩には
そろそろ相棒も必要だと思っていたのだ

そうだよなあ?という視線を送ると
子犬は、返事をするようにわんと大きく吠えた
posted by 華涼紗乃 at 20:39| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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