2011年03月27日

"記録"

ここは魂の休息所
地球から吸い上げられた魂が
また地上に降りるのを待つところ

天国、と言えるかもしれない

ふわふわと漂う
無数の色とりどりの光
それを見つめて
いつものように私は過ごす

ふいに雨が降っているような音がした
パタパタパタと何かが何かにぶつかる軽い音
それが集まって
そのうちザーっという音になった

なんだろうと思って音のするほうへ行くと
何もないと思っていた空中から
小さな小さな立方体が無数に降り注いでいた

下を見て気がついた
これは積み木だ
規則正しく、一分のずれもなく
確実に積み上げられている

手を伸ばしても
積み木はすり抜けていく
何ごとにも侵されないように出来ている

これは…記録か?

無数の魂たちが人間として紡ぐ
感情、行動、日々の営み
それが形となって降り注いでいる

時間が流れると記録が積み重なる
とても単純なことだけど
あらためて突きつけられた気がした

質量を伴った記録は
いつか何かを生むのだろう
けれど、積みあがったものは
誰にとって意味があるのだろう?

魂の休息所
記憶の堆積場

ひとつまた近づいたかもしれない
世界の中心の理へ
posted by 華涼紗乃 at 15:37| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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