2011年02月27日

"屋上"

飛んでゆけそうな気がする
地面以外の空間が
真っ青に塗りつぶされたここなら

視界一杯の青は
やがて私を吸い込もうとするだろう
コンクリートの硬く冷たい感触から
足が開放されて
そしてどこまでも高いところに
連れて行かれるのだ

少し強い冷たい風が真正面から吹き付ける
風は私の当たって細胞の隙間を通り抜けて
一緒に淀んだ何かを連れ去っていく

まっさらになったら
何も怖いことなんかない

この世界がそう出来ていれば良いのに
空に吸い込まれ、どこかへ連れ去ってくれたら
風に吹かれ、全部忘れられたら
そう出来ていれば叶う願いも多いはずなのに

空は青く、風は冷たい
所詮ここはそれだけの場所だ

救われるような雰囲気だけまとって
いい気分にさせておいて

実際は何にも変わらない
変わることなんか…何もない
posted by 華涼紗乃 at 12:05| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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