2011年02月19日

『いつからか』

 何でもすぐに忘れてしまうし
 何にでもすぐに慣れてしまう

 生きているとはそういうことだ

 憶えておこうとしてもままならないし
 新鮮な気持ちを保つことすら出来ない

 全てがすぐに日常になる
 どんな新奇なものもやがては
 ありふれたものへと成り下がる

 いつからか昔のことを思い出さなくなった
 とおいとおい、昔のこと
 本当に昔のことだったかもあやふやになるぐらいに
 遥か過去のできごと
 それでもかつては折にふれ思い返していたはずなのに
 いつからかふと考えることさえしなくなっていた

 そこから遠く遠く離れて暮らすことに
 すっかり慣れてしまったから
 だから、忘れてしまったのだ

 『必要のない』ことを

 かつては大事だと思っていたことだったのに
posted by 樋川春樹 at 22:52| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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