2011年07月24日

初雪

初めての雪をおぼえてる

二人の初めてのおでかけ先に
あなたが選んだのは
少しさびれたテーマパーク

行き先なんてどこでもよくて
あなたといられることの約束が嬉しくて
なに着ていこうかとウキウキしてた

約束の日が近づいて
天気予報を見ると
今年一番に寒い日だって…

スカートが好きなあの人のために
ひらひらのかわいいの
履いていこうと思ってたのに…

近づいてくる約束の日
決まらないコーディネート

寒いのを我慢するか?
どうするか?

とうとう約束の前の日
まだコーディネートは決まらない

部屋で一人ファッションショーしてたら
珍しくあなたがメールをくれた

「 明日は寒いから
  暖かい格好でおいで
  スカート履かなくてもいいから
  元気で楽しもう! 」

なんて優しいひと

私が悩んでること
どうしてわかったの?

ありがとう、って返事して

おでかけ当日は
スカートの下にデニムを履いた

スカートが好きなあの人のために
やっぱり履きたかったの

すごく喜んでくれて
ああ、よかったなと思ったの

さびれたテーマパークには
ものすごく寒いせいか
二人のほかには人もまばらで

ずっと手を繋いで歩いても
恥ずかしくなかった

建物の影にかくれて
少しだけ抱き締めてもらって
冷えた体を温めた

二人にとって初めての雪

その思い出が

今も心を温める




posted by 葉瀬尋 at 11:28| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はさみ

悪いものは断ち切りましょう

たとえば

あなたが遊びで手を出して
本気になってしまったあの人との
腐れた縁などを

私ならあなたに遊ばれても
本気になんてならない

あなたのこと本当に大好きだけど
本気になってはいけないこと
理解してわきまえるのに

だってあなたには
守るべき人がいるのだもの
あの人でも私でもない
ちゃんとした人が

それなのにあの人は
夢を見てしまったのね
その責任はあなたにもある

遊ぶなら相手を本気にさせちゃダメ
それもできずにおいたはしちゃダメ

あなたをおうちで待っている人を
不安にさせちゃダメ

だから切ってしまいましょう

あなたを追いかけるあの人との縁を

あなたが自分で切れないなら
私が切れたらいいのに

大きな大きなはさみを
これ見よがしにしゃきしゃきと
鋭い刃を光らせて

あなたとあの人の間にかざし
そしてはさみをひとふるい

ジャキン、という音とともに

断ち切ってしまいましょう
あなたを困らせる腐れた縁を

身勝手な行いだけれど


posted by 葉瀬尋 at 11:27| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

♮破片♮

それは偉大なる力の一部分

ほんの一欠片

しかしその小さき欠片でさえも

侮れぬ力を宿す

その欠片をすべて集め

ひとつの球体となった時

それはそなたの力となろう

使い方は持ち主次第

善にも悪にも思うがまま

さて

そなたはどのように使うものか

行くがよい

求めるがよい

自ずとその欠片に引き寄せられ

ほかの欠片もみつけられるであろう

完全なる力を手にするがよい

そなたが堕ちてゆく姿を

楽しみにしておるぞ

くくくくく………
posted by 月姫瑠璃愛 at 03:27| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

○初雪○

息が白いのを見て
空気が冷えていることに
改めて気付かされる

だけど
私はそんな季節が大好き

だってね
あなたとの距離がぐーんと
縮むでしょう?

寒いとくっつきたいし
手もぎゅっと握れるし
その手をあなたはそっと
コートのポケットに一緒に入れてくれる
そんな瞬間がすごくキュンってする

身体は寒いけど
心はすごく暖かくて

私は歩きながらくすりと微笑む

ふしぎそうに見てくるあなたを
振り仰いだ瞬間
何か白いものが視界をよぎる

ひらひら
ひらひら

次から次と
空から舞い落ちる白いもの

まるで私たちを祝福するかのような
フラワーシャワーみたいに
今年初めての雪が降り始めた
posted by 月姫瑠璃愛 at 03:12| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

×はさみ×

キッチンの引き出しには
常にはさみがある

これはある意味
守り神的な存在なのだ

すぐに出せるところにはさみがあれば
包丁で横着なことをしようなんて考えはなくなる

たとえば
野菜がはいっている袋をしばっている部分だとか
ネギを縛っているテープだとか

下手に包丁なんかで切ると
そのままずばっと指まで行きかねない

いや
実際
手痛い思いをしているのだ
指を切り落とさなかったのが奇跡だと思ったくらい
後から考えてもぞっとする

なので
この引出しにあるキッチンばさみは
私の大事な守り神
posted by 月姫瑠璃愛 at 03:01| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月19日

【第22週】終了→【第23週】はじまります。

お疲れ様です。
まとめが遅くなり申し訳ありません。

 現時点における第22目各人のお題消化状況に関するまとめです。

 華涼紗乃:3/3:66/66
 樋川春樹:3/3:66/66
 葉瀬尋:3/3:66/66
 月姫瑠璃愛:(第16週で脱落)

 (名前:今週の消化数/今週のお題数:トータル消化数/トータルお題数)

 以上です。

 続いて第23週のお題を発表します。

・はさみ
・初雪
・破片
 以上になります。

 7月25日0時までに【詩ならひ】への投稿をよろしくお願いします!
posted by 華涼紗乃 at 15:26| Comment(0) | 連絡帳。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月17日

『箱庭』

 箱庭のまちで彼は育った

 整えられた環境
 与えられた道筋
 整備された全部
 不安のない毎日

 自分で考えることを許されず
 言われるがままに過ごす日々
 安楽で、快適で、順調だけれど
 空疎で、孤独で、単調な暮らし

 彼は自分の頭でものを考えたことがない
 考える必要などこれまでなかったからだ
 彼の前に全てはあって彼の手の中に全てはあって
 閉ざされた箱庭はうつろなままで生きられるぬるま湯の世界

 彼は自分が何なのかわからなかった
 彼は自分が誰なのかわからなかった
 彼は自分が何なのか知りたかった
 彼は自分が誰なのか知りたかった

 けれどその方法さえ彼には思いつけない
 箱庭の中にはほんとうに望むものはない
posted by 樋川春樹 at 21:43| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『白紙』

 神様からまっさらな紙を一枚手渡されて
 にんげんは生まれてくる

 神様はその紙をどのように使っても良いと言われた

 長い長い物語をぎっしりと記しても良い
 幾千もの色彩で繊細な絵を描いても良い

 好きな人達にそれぞれの言葉で寄せ書きをしてもらうのもいいだろう
 ほんとうにだいじだと思ったフレーズだけを書き留めるのに使っても良い

 もちろんそれをそのまま
 白紙のまま
 ぐしゃぐしゃに丸めて投げ捨ててしまっても

 神様は何も言わない
 もちろん、何も言わない
posted by 樋川春樹 at 21:38| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『背景』

 ひとは理解出来ないものを怖れる
 理解出来ないものに直面したときには
 どうにかしてそれを理解しようとする
 己の認識の枠内にまで引き入れて
 理解出来ないそれに筋の通る説明をつけようとする

 理解出来るものは怖くない
 理解出来るものを怖れる必要はない
 説明出来るものなら対処も出来るから

 だから人々は彼を理解しようとした
 白昼の街中で凶器を振り回し大勢の人間を殺傷した彼を
 質問を重ね調査を重ねて
 凶悪な大量殺人者の心を理解しようとした
 彼が生きてきた時間を辿り
 彼を育てた背景を探って
 彼を凶行に駆り立てたものを突き止めようとした
posted by 樋川春樹 at 21:20| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"箱庭"

箱庭に入るのを喜んだのは私

白い屋根の大きなお家に整えられた庭
人生を共にする人は優しい人だし
新しく家族になる人はとても優しい

ここなら幸せになれる
きっとずっと幸せに…

手をつないで
微笑みながら入った箱庭は
半年もたたないうちに崩壊した

掃除しても洗濯しても一向に綺麗にならない家
庭は手入れも出来ずあっという間に荒れ果てた
私の手を引いてくれた人はここにめったに帰らない
そして連れ出してもくれない
家族になった人々は文句と暴力だけの人間とは思えない化け物

幻を見せられて攫われて奴隷になった私
やっと正しく認識した頃にはすべてが遅すぎた
ただ、気づいたのには気づいたのだ
ここからは私の番

箱庭の出入り口は完全に閉じられて逃げられないと
獲物を罠にはめた面々は安心しきっていたに違いない

準備は細心の注意を払って粛々と執り行う
だけど最後のほうには
口の端に浮かぶニヤニヤ笑いをとめられなかった

箱庭を完膚なきまでに消し飛ばす
最後の一手を実行した瞬間は手が震えてたまらなかった

化け物は化け物らしく最期を迎え
家も庭も粉微塵になって消えうせた
帰らなかったあの人は地獄以上の場所に落とされた

高笑いがとめられない
あと少し、もう少しだけ笑ったら
箱庭のことなんかすっかり忘れているだろう

箱庭は見た目が美しい檻
行きはよいよい、帰りは怖い
簡単に足を踏み入れてはいけないのだ

posted by 華涼紗乃 at 11:49| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"白紙"

朝日に反射する真っ白な紙
シミひとつなく、ケガレもない
見つめれば見つめるほどうっとりしてしまう
それが整然と机の上に積まれてる

…悪夢だ
悪夢以外の何物でもない

机に向かって
さあこれからはじめるぞと気合を入れたのは何時だったか
途中で眠たくなってしまい
体操やコーヒーやお風呂で気持ちを切り替えてみたのに

ちゅんちゅんと可愛らしく鳴く小鳥たちの声
窓から降り注ぐ生まれたての太陽の光
そんな爽やかな朝の一部として平然とそこにある白紙

…頭を抱える私

締め切りは確か今日…だったはず
この事態を伝えたら
普段は綺麗で優しくてしっかりものの彼女が
般若に変わるのがありありと想像できる
美しい人ほど怒ると怖い

とりあえず今から出来るだけのことはしてみよう
幸い、睡眠はたっぷりとったから頭はすっきり

ペンを手に取りインクを浸す
白紙にインクがのった瞬間
世界は構築されていく

創造主は大変なんだよ、としたり顔で彼女に訴えたら
鼻で笑われたことを思い出した

…いけない、手を休めることのほうがよっぽど怖い
posted by 華涼紗乃 at 11:44| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"背景"

人間はいろんなものに騙されている生き物である
自分の意思ですべての選択はなされていると思いがちだが
脳は割りと騙されやすく自然と選ばされていた、なんてことはざらだ

方法さえつかんでしまえば至極簡単なこと

ひとつのりんごを置いて
その背景を変えてしまうだけで
食べたいか食べたくないかの判断は揺らぐ

すべてを知ることなんて出来ない
情報は最初から限定されている
騙されないようになんて無理だけど

人が人に関わることにおいてだけは
慎重に言葉を選んで
安易に第三者に迎合することだけは避けたい
一方向からの見解は必ず判断を誤らせる

ゆっくりとじっくりと見極めなければ
背景は常に変わり続けているのかもしれないのだから
posted by 華涼紗乃 at 11:42| Comment(0) | はな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

箱庭

ちいさなちいさな世界で

世界にはあなたと私だけ

見るもの触るもの

すべてが

お互いしかないような

ちいさな二人だけの世界

隠れ家のような場所を

作りましょう

居心地のいい空間を

作りましょう

おままごとのような可愛らしい

夢のように甘い場所

そこに閉じ籠って

過ごしましょう

ほんの少しの間だけ

何もかも忘れて

お願い

私以外の他のこと

なにも考えないで

ちいさな世界で

二人きりで過ごしましょう

週末のひとときだけでも

そんな時間をください

ほんの少しでも

愛してくれているのなら

せめてひととき

夢を見させてください

二人だけの

ちいさな悲しい世界で





posted by 葉瀬尋 at 10:37| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

白紙

まっさらに、まっしろに

戻してしまえたら
どんなにいいだろう

私の気持ちも
私の行いも

書き記すことはできない
知られてはいけない

ずっと胸に秘めて
生きていくしかない

苦しくて悲しくて
それでいて
溶けそうに幸せな

私の気持ちを
私の行いを

全部なかったことにして

まっさらになれたら
生まれ変われたら

あなたとどこかで
もう一度出会っても

平気な顔で
知らんぷりしていられるのに





posted by 葉瀬尋 at 09:55| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

背景

不思議

どんなに暗い場所でも
あなたの笑顔が光をもたらす

眩しいくらいで

私はあなたの顔を
まっすぐに見られない

不思議

あなたがいるだけで
私の心は温かくなる

あなたが笑うと
まわりにはお花が咲く

あなたは背中に
大輪のひまわりを背負ったひと













posted by 葉瀬尋 at 09:39| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月16日

◇箱庭◇

書物と言う名の箱庭

私だけの世界

そこでは私は神であり創造主

舞台

キャラクター

会話

しぐさ

生活

ラブストーリー

すべてが思いのまま

自由自在に話しを作り

夢さえも叶う

だから書くことをやめられない

箱庭の中の私が

いま、冒険の世界へと飛び立った!
posted by 月姫瑠璃愛 at 16:47| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

○白紙○

白い紙って素敵

なにも描かれていない
ただただ真っ白の紙

だけどすごくワクワクするでしょう

ここに何を描くのか
ここに何を書き記すのか

考えてるだけでも楽しくなってくる

ヘタに何かかかれているよりも
たくさんの世界が広がる
眺めているだけで次から次と

そんなひとときって
なにものにも代えがたい時間で
誰にも邪魔されたくない時間で
癒しの時間

今日も私は白紙を眺める

posted by 月姫瑠璃愛 at 16:38| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

□背景□

想像力
それは人間の素晴らしい産物

人は色々なことを想像出来る
してしまう

そう
たとえば読書してる時

そのページを開けば
その文字を読めば
突如
その背景が浮かび上がる
その想像だけは
私だけのものであり
私だけが創りだす世界へと変わる

それが楽しくて
仕方がないの

だから読書ってやめられない
posted by 月姫瑠璃愛 at 16:32| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月13日

【第21週】終了→【第22週】はじまります。

お疲れ様です。
まとめが遅くなり申し訳ありません。

 現時点における第21週目各人のお題消化状況に関するまとめです。

 華涼紗乃:3/3:63/63
 樋川春樹:3/3:63/63
 葉瀬尋:3/3:63/63
 月姫瑠璃愛:(第16週で脱落)

 (名前:今週の消化数/今週のお題数:トータル消化数/トータルお題数)

 以上です。

 続いて第22週のお題を発表します。

・背景
・白紙
・箱庭

 以上になります。

 7月18日0時までに【詩ならひ】への投稿をよろしくお願いします!
posted by 華涼紗乃 at 14:18| Comment(0) | 連絡帳。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

廃墟

ここであったことは
二人だけの秘密

誰にも言わずに
内緒にしておいて

じゃないとみんな
悲しくなるから

知らないほうが
幸せなこともあるから

知らないふりを
しているだけでも

嘘をつくなら
貫き通して本当に変えて

あなたと私の関係も
この廃墟のようなもの

もう二度と
きらびやかな時に戻ることはかなわず

隆盛の面影をわずかに残して
静かに朽ちていくだけ

誰に顧みられることもなく
誰に拾い上げられることもなく

ただひっそりと
秘密を守り続けて

あなたと私も
そんな風にして

秘密を共有したまま
静かに朽ちていくだけ
posted by 葉瀬尋 at 16:07| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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