2011年02月25日

□紙袋□

紙袋ってついつい捨てずにしまってしまう

いつか使うかも
これはちょっと素敵だわ
このブランドは残しておきたいな

そうして気づくと
押入れにいっぱいになっちゃって

定期的に整理をするんだけど
それでも絞るのが大変だったりする

この大きさはこんな時に便利だとか

そう思っていたらなかなか捨てられなくて

たかだか紙袋なのにね
なんでこんなにも思い切り悪いのか
自分でもよくわからないや

だけど
ないとやっぱり困っちゃう
ちょっとって時には必ずいるんだ

紙袋は生活に必要なアイテム

っていうことで
もうちょっと全部置いておこうっと
posted by 月姫瑠璃愛 at 21:08| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

―屋上―

ここは私の取っておきの場所
誰も知らない
私だけの秘密の場所

真っ青な空の下
きらきら光る太陽に照らされて
大の字に寝転がってみたり

紅の夕闇の下
火星のような朧な夕日を眺めて
静かに帳が降りるのを待ってみたり

満点の星空の下
神秘的な月の光に包まれて
流れ星を探してみたり

本当に最高に素敵な場所なの
誰にも教えたくない
私だけの居場所

だけど
時々ふいに寂しくなる
隣にぬくもりがあれば
もっと幸せな気持ちになるのかな

いつか
いつかきっと
あなたと二人で
この屋上に来れるといいな

posted by 月姫瑠璃愛 at 21:03| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

●裏表◯

愛してる
目に入れても痛くないくらい
愛してる

だけど
なぜだろう

時にとてつもなく
酷く憎くなる
蹴り飛ばしたい衝動に駆られる

その愛が大きければ大きいほど
憎悪も比例する

愛してるのに憎くて

憎いのに愛してる

表裏一体とはうまく言ったのもので
私の心はまさにこの言葉がぴったり
posted by 月姫瑠璃愛 at 20:55| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『屋上』

 立入禁止のロープをくぐって、施錠されている鉄の扉に手を当てる。
 がちゃんと小さく音が響いて、ありふれたデザインの扉は簡単に開いた。

 コートを引っかけた側の肩には、空色のウロコを持つ『竜』がしがみつくように乗っかっている。

 屋上に設けられた柵は人間の腰程度の高さしかなくて、古い建築物が持つ特有の無防備さ、設計の甘さのようなものを感じさせた。
 この柵を乗り越えるのは簡単だ。
 そもそもこの柵は、何かを止めようとしてさえいない。

 見下ろす光景に、『竜』が何故か嬉しそうな声をあげる。
 くりくりと丸いその瞳に、美味しそうなものでも見えたのだろうか?
 広がっているのは灰色にくすんだ風景。
 特筆すべきものなど何もない、どこにでもあるような、つまらない街並みだ。

 テンプレにでもなりそうなぐらいありがちな悩みを、自分だけのものと幸せに勘違いしてここから飛んだひとりの少年。
 多分彼が最期のひとときに、その目で見たのと同じもの。

 特別なところなど何もない。
 特別なことなど何もない。
 時間を重ね、経験を重ねればそれがわかる。
 「自分だけが」という感情は、毒にしかならない。

 わざわざこんなところから飛んだりしなくても、数十年も待てば嫌でも死ねたものを。
 一体何をそんなに大急ぎで、ここから立ち去る必要があったんだろう。

 それがわからない、自分には、もうそれがわからない。
 かつては自分もまた、そうしたいと、願って……いたのかもしれないのに。

 それすらもう思い出せない。
posted by 樋川春樹 at 01:22| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『裏表』

 百三十人が死んだんだ
 爆発があったらしい

 女、子ども、老人、
 巻き込まれたのは一般市民ばかりだよ

 悲惨なものだね
 気の滅入る光景だ

 多数の人間を一度に殺傷できる
 強大な力を手にしたというのに
 それを正しく扱えなかった
 大馬鹿野郎がいたってことだろう

 物騒な話だよ
 でも、ほんとうによかった

 「そのとき」ここにいたのが
 ボクの大切なキミじゃなくて





 ぶちまけられた鮮血も、散乱する肉片も、
 くだけちったガラスの破片も、焼け焦げた金属のなれの果ても、

 肩をすくめて笑ってみせる彼の認識を、
 そよ風に吹かれたほども動かすことは出来ない。

 いま彼の目の前で、手の届くところで、
 無傷の私がこうして生きているのなら、

 彼の世界には何事も、
 起こっていないのと同じだから。

 驚くしかないほどに裏表なく、
 どこまでも私だけを見ている彼の世界は───
posted by 樋川春樹 at 00:59| Comment(0) | はる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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