2011年02月09日

…あと少し…

私の日常に溢れている言葉

あと少し

だってだってね
夢中になってることって中断しにくいじゃん
それが中途半端な時だったりすると
ずぐにこの言葉が口をついて出てくる

あと少し
あと少しだから

そんな私の言葉に彼は呆れ顔

最近の私のはまりものはネットゲーム
ひとりだけで楽しむ形ならいいけど
目に見えない
知らない仲間がそこにいて
ついつい中断する場を逃してしまう

ううう
むむむ

なんていかにもな感じで唸って見せて
彼にアピールする私って
なんて薄情者なんだろ

とうとう待つことに飽きた彼は
私のそばにやってきたかと思うと
いきなりその大きな腕に抱きすくめられた

うん
やっぱこのぬくもりがいいや

私はノートパソコンをパタンと閉じた

posted by 月姫瑠璃愛 at 20:56| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『あとすこし』

袖口を摘まんで、立ち止まる

引かれて、あなたが少し振り返る

うつむく私に近づいて
どうしてほしいの、と問う

わかってるくせに
声に出さないといけないの?

せめてもの抵抗で
うつむいたまま、黙ってあなたの顔を見る
わずかに首を傾げて

いつまでこうしてるの

おねだりしなくても
たまにはあなたから求めて

いじわるして楽しんでるあなたなんて

大嫌いで、…大好き。


まだ見つめ合ったままでもいいよ

いいよ、いいんだけど

でもやっぱり寒いから
なるべく早めにどうにかしてね

バイバイのキスはまだ

おあずけのままで、ね

posted by 葉瀬尋 at 19:44| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『圧力』

ねえ、気づいてるの?

サイドボードで瞬く光
あなたを待つ誰かからのサイン

お願いだから

思い出さないで
思い出させないで

何をしていてもよぎる
誰かの影に怯えて過ごすのは
私の背負った罪のせい

あなたは、何を背負うの?


中途半端にぬくもりを与えないで
なりふり構わずにすがってしまうから

わかってる、わかってるの

用事が済めば出ていくんでしょう、
あの人のところへ帰るんでしょう、

あなたの本当の居場所に


それでも今は勘違いさせていて
私に少しでも心を傾けてくれているのなら

不安に押し潰されるより
あなたの重みを感じたい

だから

その光を見せないで
私に見せつけないで

あなたの影を私に落として
私に目隠ししてほしい

せめて、この夜だけでも…

posted by 葉瀬尋 at 19:35| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〓圧力〓

物理的
権力的

圧力って色々あるけど
難しいことはわかんない

私が唯一使える圧力は
このお・な・べ♪

野菜やお魚お肉まで
なんでもすぐに柔らかくなっちゃう
まるで魔法のお鍋なの

時間もガス代もかからずに
とても有効的な圧力なのヨ

気分はまるで奥様は魔女♥

ちちんぷいぷ〜いと一振りで
たくさんのお料理が生まれるの
あれれ
奥様は魔女って鼻をこするんだっけ?
まぁいーや♪

さぁて
今夜は何を作ろうっかなぁ
posted by 月姫瑠璃愛 at 13:56| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『握手』

触れるだけで精一杯
そんな風に合わせた手を

さりげない力強さで自分へと引き込んで

冷たいねと言ったあと
冷たくて気持ち良いと

笑顔と一緒にあたたかく包んでくれた

その一瞬を忘れない

てのひらを重ねるときめきを失っても
あなたの気持ちはまだここにあるから

通り過ぎた季節をおぼろげに振り返り

記憶の中のぬくもりをたどる

てのひらを一人で合わせても
あの温度は戻らない

小雨降る春の日

薄羽織の砂色

零れたひとしずく

静かに地に弾けた


posted by 葉瀬尋 at 01:38| Comment(0) | ひろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

§握手§

あなたは私の気持ち知ってるのだろうか
こんな私を置き去りにして
あなたは行ってしまう

ホームに滑りこんできた新幹線を
私は恨めしく眺める中
彼は荷物を担ぎ上げて一歩踏み出す

伸ばしかけた手
だけど私は空を掴むだけ

行かないでと言えたらどんなに楽だろう
だけどそれは理性が許さない
感情だけで生きれたら…

最後尾にいた彼だったのに
気づけば扉が目の前
もっと列が長ければいいのに

そんな色々なことがぐるぐると頭を駆け巡る
どれもこれも私の欲望
叶わぬ願い

そんな私なのに
彼はとびきりの笑顔を向けてくる
眩しすぎてむかつく

そんな時
あなたは手を差し出した
まるで握手を求めるように私に差し出した

おそるおそる手を挙げる
そしてそっと指先に触れた瞬間
強引に手を握られたかと思うと
力強く引き寄せられて
気づけば私は彼の胸の中にいた

ええと…
ええと…


またすぐに帰ってくるから

いつまでも彼の囁きが私の耳奥に残った




posted by 月姫瑠璃愛 at 01:21| Comment(0) | るり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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