道はひとつしか選べない
分岐点を過ぎたなら
もう後戻りは出来ない
ふたつの想いはふたつのままだし
もっとたくさんなら歩み寄る術さえない
わかりあえないことを
あるがままに受け容れることが
ぼくの贖罪だ
2009年11月08日
『小鳥』
白い小鳥は籠に帰る
もう飛べない自分を知っている
錆びつき朽ち果て滅びゆくのみの籠の中
一滴の水さえ与えられぬ緩やかで厳然たる死に甘んじて
遠い日に覚えた綺麗なうたをもはやうたうこともない
もう飛べない自分を知っている
錆びつき朽ち果て滅びゆくのみの籠の中
一滴の水さえ与えられぬ緩やかで厳然たる死に甘んじて
遠い日に覚えた綺麗なうたをもはやうたうこともない
"贖罪"
自分が見えていなかった現実は
結構ショックだった
周りは多かれ少なかれみんな知っていたらしい
本人から聞いたわけではない
ただ見ていたらわかったと口をそろえて言われた
ひとつひとつの具体的な事柄を
よくよく考えてみれば
望んでいた「友達」の関係を逸脱したことが
本当に多かった
でも不自然には思わなかった
二人の間ではごく自然だと思っていた
暖かいものに守られて
ぬくぬくと幸せにしていた自分に愕然とした
良く泣いていたらしい
良く寂しげに笑っていたらしい
別に頼んだわけでもない
勝手にやったことと言ってしまえばそれまでのこと
何かを期待されるいわれもない
罪悪感を感じることでもない
だけど
せめてもの、せめてもの気持ちとして
もう一度あなたと会いたい
結構ショックだった
周りは多かれ少なかれみんな知っていたらしい
本人から聞いたわけではない
ただ見ていたらわかったと口をそろえて言われた
ひとつひとつの具体的な事柄を
よくよく考えてみれば
望んでいた「友達」の関係を逸脱したことが
本当に多かった
でも不自然には思わなかった
二人の間ではごく自然だと思っていた
暖かいものに守られて
ぬくぬくと幸せにしていた自分に愕然とした
良く泣いていたらしい
良く寂しげに笑っていたらしい
別に頼んだわけでもない
勝手にやったことと言ってしまえばそれまでのこと
何かを期待されるいわれもない
罪悪感を感じることでもない
だけど
せめてもの、せめてもの気持ちとして
もう一度あなたと会いたい
"小鳥"
明るく無邪気なあの子を
優しく包み込むようなその笑顔は
愛しくて愛しくてたまらない
そんな微笑みだった
愛情を受けているほうはそれが当たり前で
もっともっとをねだってくる
それはもう餌を欲しがる雛のように
だけどそれも終わりを告げる
雛は大きくなり
例え小鳥でも一人で大空に飛び立つ瞬間がやってくるのだ
その瞬間
全力で守り続けていた方はからっぽになる
人間は小鳥ではない
そう簡単に愛情の対象を手放せない
自分の腕から巣立ってしまうことが許せない
こんなに愛情を注いできたのに、どうして…と
だけどきっといい形で変わってゆける
そう信じてる
優しく包み込むようなその笑顔は
愛しくて愛しくてたまらない
そんな微笑みだった
愛情を受けているほうはそれが当たり前で
もっともっとをねだってくる
それはもう餌を欲しがる雛のように
だけどそれも終わりを告げる
雛は大きくなり
例え小鳥でも一人で大空に飛び立つ瞬間がやってくるのだ
その瞬間
全力で守り続けていた方はからっぽになる
人間は小鳥ではない
そう簡単に愛情の対象を手放せない
自分の腕から巣立ってしまうことが許せない
こんなに愛情を注いできたのに、どうして…と
だけどきっといい形で変わってゆける
そう信じてる
"孤高"
ただのひとりよがりだったのだけど
何だかそれがとても崇高な理念のように思えて
大事な人を守るということが
大事な人の幸せを一番に考えるということが
自分の中で最優先事項になっていた
胸は痛むし、涙は止まらなくなるけれど
耐えようと思ったら耐えられたし
じっと我慢する自分に酔っていたのかもしれない
結局
心の柔らかい部分を突き刺すような事が起こって
固くなりすぎた虚勢が崩れ去って
こんなことになってしまったけれど
きっと傷つけてしまったのだろうけど…
自分という観点から考えると
それでよかったと思える
気持ちを抑えてダメージを負いながら守り続ける
孤高の騎士なんて僕には無理だったのだろう
何だかそれがとても崇高な理念のように思えて
大事な人を守るということが
大事な人の幸せを一番に考えるということが
自分の中で最優先事項になっていた
胸は痛むし、涙は止まらなくなるけれど
耐えようと思ったら耐えられたし
じっと我慢する自分に酔っていたのかもしれない
結局
心の柔らかい部分を突き刺すような事が起こって
固くなりすぎた虚勢が崩れ去って
こんなことになってしまったけれど
きっと傷つけてしまったのだろうけど…
自分という観点から考えると
それでよかったと思える
気持ちを抑えてダメージを負いながら守り続ける
孤高の騎士なんて僕には無理だったのだろう
『孤高』
理解されないことには慣れている
理解しようともしてこなかったのは
お互い様だから
ぼくらは世界を変えようとする
それは不可能だと、知りながら
自分自身さえ信じられないような嘘をつく
嘘だとわかりきっている嘘をつく
だから信じ合うことなんてしない
信頼ははじめから選択肢にないんだ
ぼくはひとりでも歩いてゆく
誰もが結局そうするしかない
道を選ぶのも歩く速さを決めるのも
本当は他の誰にも出来ないこと
ぼくはひとりでも歩いてゆく
うずくまっていたところで差し伸べられる手はないし
あたたかな救いが訪れるのをただ待っていたりしたんじゃ
短いこの人生はあっと言う間に終わってしまうから
理解しようともしてこなかったのは
お互い様だから
ぼくらは世界を変えようとする
それは不可能だと、知りながら
自分自身さえ信じられないような嘘をつく
嘘だとわかりきっている嘘をつく
だから信じ合うことなんてしない
信頼ははじめから選択肢にないんだ
ぼくはひとりでも歩いてゆく
誰もが結局そうするしかない
道を選ぶのも歩く速さを決めるのも
本当は他の誰にも出来ないこと
ぼくはひとりでも歩いてゆく
うずくまっていたところで差し伸べられる手はないし
あたたかな救いが訪れるのをただ待っていたりしたんじゃ
短いこの人生はあっと言う間に終わってしまうから
2009年11月02日
【第20週】終了→【第21週】はじまります。
お疲れ様です。
現時点における第20週目各人のお題消化状況に関するまとめです。
華涼紗乃:3/3:56/56
樋川春樹:3/3:55/56
(名前:今週の消化数/今週のお題数:トータル消化数/トータルお題数)
以上です。
続いて第21週のお題を発表します。
・孤高
・小鳥
・贖罪
以上になります。
11月9日0時までに【詩ならひ】への投稿をよろしくお願いします!
現時点における第20週目各人のお題消化状況に関するまとめです。
華涼紗乃:3/3:56/56
樋川春樹:3/3:55/56
(名前:今週の消化数/今週のお題数:トータル消化数/トータルお題数)
以上です。
続いて第21週のお題を発表します。
・孤高
・小鳥
・贖罪
以上になります。
11月9日0時までに【詩ならひ】への投稿をよろしくお願いします!
2009年11月01日
『基準』
自分がどれだけ頼りない価値観の中で生きているのかわかっているのか
次の瞬間にも世界はたやすく反転してしまうのに
結局その手が届く範囲しか
その眼で見られる範囲しか
把握出来ないし信頼には値しないのに
何を基準にするかで目の前の景色はたやすく姿を変える
正義も信義もただ一側面から差すちっぽけな光
絶対のものなど何処にもないから
せめて自分が見る世界だけは正しいようにと
誰もが身勝手に祈るのだろう
次の瞬間にも世界はたやすく反転してしまうのに
結局その手が届く範囲しか
その眼で見られる範囲しか
把握出来ないし信頼には値しないのに
何を基準にするかで目の前の景色はたやすく姿を変える
正義も信義もただ一側面から差すちっぽけな光
絶対のものなど何処にもないから
せめて自分が見る世界だけは正しいようにと
誰もが身勝手に祈るのだろう
"基準"
物差しが狂うと何もかもが
パタパタとパネルが裏返るように変わっていく
世界は変質していく
多かれ少なかれ必ず
見方を変えて、聞き方も変えれば
引き出せる状況も変わり
自分の見ていた世界が
他人の見ていた世界とイコールではないと気づいた
今見えている世界が
君が見ている世界に少しでも近づいてると信じて
もう一歩踏み出す
パタパタとパネルが裏返るように変わっていく
世界は変質していく
多かれ少なかれ必ず
見方を変えて、聞き方も変えれば
引き出せる状況も変わり
自分の見ていた世界が
他人の見ていた世界とイコールではないと気づいた
今見えている世界が
君が見ている世界に少しでも近づいてると信じて
もう一歩踏み出す
"奇跡"
奇跡が起こらないかなぁ…
お客さんが途絶えた店内で
カウンターにべたっとつっぷして妹が言う
きっとあの二人のこと
だってね
人間なんて所詮、自由じゃん?
いろんなしがらみに縛られてるって思い込んでるだけで
実は実行しちゃえばこっちのものみたいなとこあるし!
でも
それじゃあ人と人とが一緒に暮らしていけないでしょう?
ま、みんながみんなそうしちゃうとだめだけど
この場合、別に迷惑かけないじゃん
当人同士さえ良ければ
それが問題なんじゃないの
そうだよね
でもね
でも?
九死に一生を得た、というよりは
まだ起こりやすい奇跡だとは思うわよ
お客さんが途絶えた店内で
カウンターにべたっとつっぷして妹が言う
きっとあの二人のこと
だってね
人間なんて所詮、自由じゃん?
いろんなしがらみに縛られてるって思い込んでるだけで
実は実行しちゃえばこっちのものみたいなとこあるし!
でも
それじゃあ人と人とが一緒に暮らしていけないでしょう?
ま、みんながみんなそうしちゃうとだめだけど
この場合、別に迷惑かけないじゃん
当人同士さえ良ければ
それが問題なんじゃないの
そうだよね
でもね
でも?
九死に一生を得た、というよりは
まだ起こりやすい奇跡だとは思うわよ

